紀南の木熟みかん🍊
紀南の木熟みかんとは
|自然と時間が育てた完熟みかん
和歌山県南部に広がる紀南地域は、
紀伊半島の西側、太平洋に面した温暖なエリアです。
海に近い段々畑では、
- 冬でも比較的暖かい気候
- 太陽の光を受けやすい傾斜地
- 黒潮の影響による穏やかな環境
といった条件がそろい、みかん栽培に適した土地とされています。
春から始まるみかん作り
初夏が近づく頃、みかんの木には白い花が咲きます。
周囲にはほのかな甘い香りが広がり、自然の中で受粉が行われます。
この花が、半年以上かけて一つ一つ果実へと育っていきます。
夏の管理が味を左右する
7〜8月の暑い時期には、果実を健全に育てるために摘果作業が行われます。
- 実を間引くことで栄養を集中させる
- 天候によっては水を補う
など、人の手による細かな管理が欠かせません。
暑さの中での作業は大変ですが、この工程がみかんの大きさや味を左右します。
樹の上で熟す「木熟みかん」
秋が深まるにつれて、果実は徐々に色づきます。
10月頃には酸味の中に甘さが感じられ、
11月には見た目も味わいもみかんらしくなってきます。
紀南の木熟みかんは、
収穫を急がず、樹の上でじっくり熟させる栽培方法が特徴です。
この間に、
- 酸味がやわらぎ
- 甘みが果肉全体に行き渡り
そのまま食べても食べやすい味に仕上がります。
収穫と美味しい食べ方
完熟のタイミングを見極め、
主に12月頃に収穫された早生みかんが届けられます。
以下、みかん全般に言えることだと思いますが
保存する際には、
- 風通しのよい
- 直射日光を避けた
- 比較的涼しい場所
で、箱のフタを開けて保管しできるだけ早めに味わうことで
みかん本来の魅力を目だけでなく、口の中でも感じることが出来ると思います。
まとめ
紀南の木熟みかんは、
自然条件と人の手、そして時間をかけて育てられたみかんで、
見た目以上に、口にしたときのやさしい甘さとバランスの良さが魅力だと感じました。
豆知識編
一般的な温州みかんとの違い
一般的な温州みかんは酸味が残る状態で早めに収穫し、その後「貯蔵・追熟」によって味を整えますが、木熟みかんは上記に記した通り樹上でじっくり成熟させる栽培方法が特徴のみかんです。
なぜ木熟みかんは甘いのか
みかんは、樹に実っている間に
- 光合成で作られた糖を果実に蓄え
- 酸が分解・減少していく
という変化が起こります。
木熟みかんはこの期間を十分に取るため、
- 糖度が高く
- 酸味が穏やか
- コクのある味わい
になりやすいのが特徴です。
見た目の特徴
木熟みかんは、以下のような見た目になることがあります。
- 表皮に多少のキズや黒点がある
- 色づきにムラがある場合がある
これは、雨風や寒暖差にさらされながら樹上で育った証拠であり、品質や味に問題があるわけではなく、むしろ「自然完熟」に近い状態と言えます。
栽培地の紀伊半島について
紀伊半島は日本最大の半島で、以下の3県にまたがる地理的名称になります。
- 和歌山県(半島の南西部)
- 三重県(半島の東部)
- 奈良県(半島の内陸部)
※混同されやすい用語に「紀伊国(きいのくに)」がありますが、
これは旧国名で現在の和歌山県+三重県南部に相当します!
